ベトナムで働きたいあなたへ ベトナム所得税率徹底解説

 

皆さんおはようございます。
ニャン爺です。

本日はベトナムで働く人、働きたい人のために
ベトナムの所得税率に関し徹底解説します。

ご一読よろしくお願い致します。

 

所得税とは?

ベトナムの所得税率解説を始める前に所得税とは一体何だろか?

正確な定義に対する認識を統一していきたい。

所得税(しょとくぜい)とは、担税力の源泉を、所得、消費及び資産と区分した場合に、個人の所得に対して課される税金のこと。所得税は広義の所得税と、狭義の所得税に分類できる。

  1. 広義には、狭義の所得税のほか、国税(中央税)における法人の各事業年度の所得に対して課せられる法人税や地方税における住民税、事業税などもこれに含まれる。
  2. 狭義には、個人の所得に課税される税金(国税)の事を指し、これを個人所得税という。この税金に係る実体法として、日本では所得税法(昭和40年3月31日法律第33号)がある。

出展:Wikipedia

との記載があるが、今回解説する所得税に関しては2になる。

ビジネスマンとして被雇用者として働く方には馴染みのある税金である。

 

ベトナムの居住者とは?

今回はベトナム居住者の所得税解説ということで、そもそも居住者とは何なのかを確認していこうと思う。

それでは居住者の定義を見ていくことにしよう。

 

居住者

概要 具体的な条件
1年間の半数以上滞在する者
  • 暦年のうち、ベトナム国内に183日以上滞在している者
  • ベトナム入国日から起算した連続する12カ月間のうち、ベトナム国内に183日以上滞在している者
ベトナム国内に恒久的な居所を有する者
  • 恒久的居所(外国人の場合、Residence Cardに登録された住居)を有する者
  • 契約期間が183日以上の賃貸住宅等を有する者(ホテル、事務所、作業場を含み、契約の名義が個人であるか法人であるかを問わない)

出展:JETRO

居住者はわかりやすく大きく分けると上記の2つのパターンになる。

1・レジデンスカードは持ってないが、ベトナムに183日以上滞在している人

2・183日以上滞在住居契約してる住居を持ち、レジデンスカードを取得している人

 

1に関してはいわゆる出張ベースの人でも183日を超えると居住者扱いになってしまうので注意が必要だ。

2に関して、駐在員や現地採用はこのパターンに当てはまる。
政府に申請して、レジデンスカードを取得して、正式にベトナムに居住している人たちだ。

一方、非居住者に関しては居住者に当てはまらない人達である。

 

ベトナム居住者の所得税率

給与に対する税率

課税所得(月額) 円換算 税率
〜500万VND 〜2万5千円 5%
500〜1000万VND 2万5千〜5万円 10%
1000万〜1800万VND 約5〜9万円 15%
1800万〜3200万VND 約9〜16万円 20%
3200万〜5200万VND 約16〜26万円 25%
5200万〜8000万VND 約26〜40万円 30%
8000万〜 約40万円 35%

参考資料:JETRO

上記がベトナム居住者に対して適用されてる税率である。
課税所得は月ベースの金額になるのでご注意下さい。

参考に日本の所得税率に関してもまとめて置くので参考にして下さい。

 

課税所得(年額) 所得税率
〜195万円 5%
195〜330万円 10%
330〜695万円 20%
695〜900万円 23%
900〜1800万円 33%
1800〜4000万円 40%
4000万〜 45%

 

ベトナムと比べると課税所得に対する税率が低いのがわかります。

ベトナムは年間480万円稼げば35%の所得税に対し、日本では20%程の税率となりますね。

ただ最高税率はベトナム35%、日本45%となっているので日本のほうが被雇用者で収入の多いエリートビジネスマンにとっては厳しい環境となっています。

 

給与以外の所得に対する税率

 

所得 居住者
事業所得(個人事業者等) 0.5~5%
投資所得 利益に対し5%
投資譲渡所得、資本譲渡益 利益に対し20%
投資譲渡所得、証券譲渡益 取引額に対し0.1%
不動産譲渡所得 取引額に対し2%
ロイヤルティー所得 1,000万ドン超に対し5%
フランチャイズ料 1,000万ドン超に対し5%
賞金・獲得金からの所得 1,000万ドン超に対し10%
相続からの所得 1,000万ドン超に対し10%
贈与からの所得 1,000万ドン超に対し10%

 

参考資料:JETRO

ベトナムでは不動産投資の税率が低いことで有名です。
土地転がしで儲けている人が多くいます。

所得税に関してまとめると、数百万の年収でしたら、控除金額を考えると日本で働いたほうが手取りが増えるかもしれませんが、数千万クラスの収入を得ている人は日本のほうが不利な税率ですね。

 

世界各国の所得税率

それでは折角なので世界の所得税率をみてみることにしましょう。

 

シンガポール

まずは税金が安いことで有名なシンガポールです。

最近では香港からのお金が流れ込んでますます潤っているようです。

所得額  累進税率
~ S$20,000 0%
S$20,001~S$30,000 2.00%
S$30,001~S$40,000 3.50%
S$40,001~S$80,000 7.00%
S$80,001~S$120,000 11.50%
S$120,001~S$160,000 15%
S$160,001~S$200,000 17%
S$200,001~S$320,000 18%
S$320,001~ 20%

引用:お金のカタチ

驚くべき低税率ですね。

お金持ちがシンガポールに移住するのもわかります。

年収が480万円のビジネスマンなら
約7%の税率です。

最高税率も
20%ですね。

ただ、税率が低い割には国としては潤っていますね。

金融などのハイエンドサービス業で外資を誘致してうまく行っている印象です。

教育に関しても素晴らしいです。

 

ドバイ

所得税無し。

大盤振る舞いですね。

与沢翼など日本の若者投資家などもドバイに住んでいますね。

所得税無しを追い風に急激に発展した国だと言えます。

 

アメリカ

 

累進税率 ①居住者かつ
独身者申告
②居住者かつ
夫婦合算申告
③居住者かつ
夫婦個別申告
10% 0~9,525$ 0~19,050$ 0~9,525$
12% 9,525~38,700$ 19,050~77,400$ 9,525~38,700$
22% 38,700~82,500$ 77,400~165,000$ 38,700~82,500$
24% 82,500~157,500$ 165,000~315,000$ 82,500 ~157,500$
32% 157,500~200,000$ 315,000~400,000$ 157,500~200,000$
35% 200,000~500,000$ 400,000~600,000$ 200,000~300,000$
37% 500,000$~ 600,000$~ 300,000$~

 

参考:アメリカの連邦個人所得税の累進課税率

 

アメリカの所得税率一覧です。

独身か、夫婦か、はたまた個別か合算かで3パターンに分けられるようです。

 

最高税率は

37%

と日本よりも8%ほど低く、独身で最大で年間約5500万以上稼いで初めてこの税率が適用されます。

 

スウェーデン

手厚い社会保障でも有名な福祉国家スウェーデンをみていきましょう。

スウェーデンでは地方分権が確立されており、居住しているエリアの自治体へ所得税を収めるのが最大の特徴です。

~2 万円: 0%
25~60 万円: 31 %
60~85 万円: 51 %
85 万円~: 56%

参考記事:Skatt i Sverige, Wikipedia

自治体によって若干税率が前後しますので正確な数値を全てお伝えするのは難しいですが、おおよそ以下の平均税率となります。

一見すると非常に高税率ですが、年金や社会保険料といった天引きはありません。

 

中国

世界のビジネスシーンで大きな力を持つようになった中国。

その中国の税率はどうなっているのでしょうか?

Mondepal Consulting Groupの記事に掲載されていた表を引用させていただきます。

引用:Mondepal Consulting Group HP

通常中国で赴任する日本人の場合、グロスアップ式という手取りから逆算した税率換算の方法を用いるようです。

この表によると最高税率は
45%となっています。

各課税所得レンジにおける税率は日本よりも全体的に少し低いです。

 

いかがでしたでしょうか?
今回のベトナム所得税と世界の所得税特集は?

所得税にはいろいろな仕組みがあって面白いですね。

ドバイ・シンガポール・香港みたいに無料や低税率の国、スウェーデンみたいな地方自治体任せで、社会保障や教育を手厚くしている国など自分の国にマッチしたシステムを導入していくことが国民の生活の安定と発展を促していくのでしょう。

私達日本も日本の社会慣習にマッチした所得税率を取り入れてより良い方向に向かって行ければいいですね。

それでは今日はこの辺で。

 

★ベトナムの法人税★

★ベトナムで働こう オススメ人材会社★

にほんブログ村 海外生活ブログへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ベトナム情報へ